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バスケファン店長のNBAブログ
福井県小浜市の「珈琲屋すいしょう(旧喫茶SVZ)」店長のブログです。 店やコーヒーのブログはアメブロで書いてます。 ここではNBAの観戦レポートや感想、ニュースなどを主に書いています。

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NBAの伝説 わたしは観た!【1】

94-95のヒューストン・ロケッツ

伝説は年代の古い順にいこうかととも思いましたが、順不同でいきます。
どのみち、途中で思い出して遡ったりすると思うので、それなら最初から順不同でいこうじゃないかと言うことで。

94-95シーズンのロケッツは、前年のチャンピオンと言うことで好成績が期待される反面、連覇は無理ではないか?、と言われていました。
開幕9連勝はしたものの、その後はいまいち調子に乗れず、大きな連敗がない代わりに大きな連勝もありません。
12月終わり頃に一時貯金が5にまで減り、その後は徐々に持ち直していくものの、このシーズン62勝したスパーズや60勝したジャズに比べて勢いは全く感じられませんでした。
そして2月半ば、トレード期限ギリギリでオーティス・ソープをトレードに出し、クライド・ドレクスラーを獲得します。
ドレクスラーはバルセロナのドリームチームの一員で、少し衰えが見え始めていましたが、人気も実力も超一流のガードです。
それでも、ソープの放出は疑問視されました。ソープとドレクスラーではポジションが違うのです。
パワーフォワードとして、オラジュワンと共にロケッツのインサイドを支えていたソープを放出するなんて、ロケッツは気が狂ったのか、みたいな言い方をされました。
ドレクスラー獲得後、確かにチームのバランスが崩れました。
インサイドの負担はオラジュワン一人に集中してしまい、中を固められるとどうにもなりません。
結局、トレード後の勝率は5割を切ってしまい、レギュラーシーズンの最後にも3連敗を喫し、47勝35敗でウェスタン6位に転落しました。
プレーオフにとりあえず進めた、そんなレベルでした。
この頃、ロケッツの優勝はもはや夢物語でした。
連覇を信じている人は誰もいません。
世間の話題はジョーダンの復帰に集中し、ロケッツは蚊帳の外だったのです。

プレーオフに入ると、ロケッツの様相が一変します。
突如、チームが機能し始めたのです。
オラジュワンがインサイドで、右に左にステップを踏み相手を翻弄し、二人三人に囲まれてもシュートを決め、自分が無理であれば外にパスを戻しスリーを打つ。
この時のロケッツは、インサイドをオラジュワン一人に任せ、他の四人はスリーポイントラインの外で待っていました。
そして、スミス、オーリー、エリーなどが高確率でスリーを決め、ドレクスラーはオラジュワンに集中して空いた隙に付けいりました。
ファーストラウンドではジャズに1勝2敗と追い込まれながら、連勝してカンファレンスセミファイナルに進出(この頃のファーストラウンドは5戦制)。
セミファイナルではサンズに1勝3敗まで追い込まれながら、3連勝で大逆転勝ちします。
GAME7はアウェーで1点差勝ち、接戦に強い事を証明しました。
こうなると前年度チャンピオンは勢いに乗ります。
カンファレンスファイナルでは62勝をあげ、MVPロビンソンを率いるスパーズ。ホームコートアドバンテージは当然スパーズです。
ですが、ロケッツはあっさり敵地で連勝します。
オラジュワンのステップ、スピン、シュート、ブロック、何もかもが圧倒的で、どっちがMVPかわからないほどロビンソンを翻弄します。
彼の華麗でしなやかなステップはドリームシェイクと呼ばれ、まさに相手を攪乱しました。
スパーズも意地を見せて、ヒューストンでのGAME3、GAME4に勝利しますが、もはやロケッツとオラジュワンの勢いは止まりません。
センターでありながら、ゴール下でボールをもらい、シュートにいけないと判断すると自分でスリーポイントライン付近まで戻り、もう一度ドリブルから攻め込むオラジュワンのスタイルに、ロビンソンはついていけません。
本来、センターはゴールに背を向けてボールをもらい、ターンしてシュートを決めるのが基本です。
ところが、オラジュワンはゴールに顔を向けて自分でドリブルしてステップを踏み、フェイドアウェイシュートやダンクを決める、恐るべきスタイルを確立していたのです。
古今東西、こんなプレーの出来るセンターは存在しません。全盛期のオラジュワンはポイントセンターとまで言われ、誰にも止められませんでした。
MVPであり、3年前にはディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーを獲得したことのあるロビンソンでも同じです。
GAME6ではロビンソンを19点に抑えながら、自身は39点をあげました。
この試合の第3クォーターのオラジュワンは、まさに神懸かっていました。
オフェンスではロビンソンを相手にせず、ディフェンスではエリオットのダンクをはじき返す。
スパーズには手の打ちようがありませんでした。
ベテランのリバースが踏ん張って接戦を演じましたが、ロビンソンがオラジュワンに全く歯が立たず、チームも敗れてしまいました。
結果、ロケッツは2年連続ファイナルに進出。相手はジョーダンの復帰したブルズや、全盛期のミラー要するペイサーズを破って上り詰めてきた、新進気鋭のシャック率いるマジックでした。
GAME1の序盤、ロケッツは20点の大量リードを奪われます。
しかし、ペースを乱さず徐々に追いついていき、終盤になると試合がわからなくなってきました。
残りわずかの場面で、マジックのアンダーソンがフリースローを得ます。
点差は3点でマジックのリード。
残り時間を見る限り、1本決めればマジックの勝利はほぼ確定で、アンダーソンはフリースローの名手でした。
にもかかわらず、なんと2本連続ミス!
ですが、アンダーソンは自分でリバウンドを取り、ファールを受けてもう一度フリースローラインに立ちます。
ところが、なんとこれも2本ともミスし、7割を超える確率を誇っていたアンダーソンが4本連続ミスとなってしまいました。
この時間帯、この場面でのフリースローがいかに強いプレッシャーがかかるかを、象徴するようなシーンでした。
リバウンドを今度はしっかりと抑えたロケッツはタイムアウト。スリーを決めれば同点です。
そして、タイムアウト後、スミスが見事に決めて同点、試合はオーバータイムとなります。
流れは完全にロケッツでしたが、マジックも食い下がります。
残り10秒を切って同点、ロケッツボール。
ドレクスラーが果敢に切り込んでレイアップを試みますが、ミス。ダブルオーバーターム突入か?と思った瞬間、オラジュワンの長い手がボールをティップし、ブザーと同時にゴール!
アナウンサーが、
「Tip IN!! Tip IN!! Tip IN!! BY HAKEEM!!」
と絶叫したのを覚えています。
接戦を制したロケッツは勢いに乗り、逆に若いマジックは完全に勢いを失いました。
ファイナルはロケッツの4連勝で幕を閉じたのです。
若かりしシャックは、オフェンスではオラジュワンをしばしば圧倒していました。
ですが、ディフェンスでは全くと言えるほどオラジュワンを止めることが出来ませんでした。
シャックやロビンソンは遊ばれていた、と表現しても言い過ぎじゃないほど、この時のオラジュワンは凄まじかったのです。
マジックのペニーが言いました。
「ドリームシェイク? 冗談じゃない。ナイトメアシェイクだよ」
まさにオラジュワンは相手の悪夢となったのです。
誰も連覇を信じていなかった、レギュラーシーズン6位のチームが優勝を果たした時、コーチのトムジャノビッチはテレビに向かって言い放ちました。
「チャンピオンのハートをあなどるな」
他のチームは、恐れ入りました、と言うしかなかったことでしょう。


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