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バスケファン店長のNBAブログ
福井県小浜市の「珈琲屋すいしょう(旧喫茶SVZ)」店長のブログです。 店やコーヒーのブログはアメブロで書いてます。 ここではNBAの観戦レポートや感想、ニュースなどを主に書いています。

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福井県小浜市で喫茶店を営業しているバスケ好きです。



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苦労人ベン・ウォレス

一番好きな選手は誰ですか?と聞かれたら、わたしは迷うことなくベン・ウォレスの名をあげます。
歴代では?と言われると少々悩みますが、現役では最も尊敬する選手です。

ベンはNBAでも有数の苦労人でしょう。
今ではディフェンスの達人として認められ、チャンピオンリングも獲得し、オールスターの常連です。
その奇抜な髪型は人々の目を引き、ハードにプレーする様は賞賛されています。
…あのアフロをさらに爆発させたような、それでいて耳は見える、よくわからない髪型(ボンバーヘッドと言うらしい…)を真似しようとする人はさすがにいないようですが…
真似たいかと、賞賛はまた違うようです。
ここにたどり着くまでには様々な困難がありました。

ベンの兄弟は11人。
それを母親が女手一つで育ててくれましたが、生活は貧しく、苦しかったと言います。
家計を助けるために泥棒紛いの事をして、犯罪者の一歩手前まで行ったこともあると言います。
そんな彼や兄弟に母親は厳しく接し、家族愛と働くことの大切さを教えたそうです。

大学には奨学金でなんとか入り、そこそこの活躍は見せたもののドラフトで指名されることはありませんでした。
毎年、60人は選ばれるドラフト選手の中にベンはいなかったのです。
彼はセルティックスのワークアウトを受け、なんとか枠に食い込もうとします。
彼は屈強の肉体を持っていたので、自分の仕事はインサイドで身体を張ること、と思っていました。
ですが、NBAのインサイド選手たちに比べると少し身長が足りません。
登録では6フィート9インチ(206cm)となっていますが、おそらく202cmか203cmしかないでしょう。きっとボンバーの分が足されているに違いありません。
そのため、当時のセルティックスのコーチは、
「もっとドリブルワークを磨き、シュート力を身につけろ。
 そうすればロースターに残してやってもいい」
と、提案しました。
しかし、ベンは自分の生きる道はゴール下だ、との信念を貫き、セルティックスからは解雇されます。
その後、アメリカではどこもベンと契約してくれないので、イタリアに渡ります。
この頃のイタリアリーグはまだアメリカよりもレベルはかなり低いところでしたが、ヨーロッパのリーグは昔からシュートが上手くないと生き残れないのが伝統です。
現在でも、フリースローのみの勝負であれば一般人にも負けそうなほどシュートの苦手なベンでは、アメリカ以上にプレースタイルが合いませんでした。

アメリカに帰国すると、ベンはなんとかワシントン・ブレッツ(現ウィザーズ)に入団しました。
ここではろくなプレータイムを与えられることなく、オーランド・マジックにトレードされます。
マジックではスターターとしてプレータイムを与えられ、リバウンドを伸ばします。
そして、トレードでデトロイト・ピストンズに入団したのです。
当時はスーパースターのグラント・ヒルと、ベン+チャッキー・アトキンスをトレードするなんて、何を考えてるんだ、とピストンズに疑問が投げかけられました。
どう考えても釣り合いが取れているとは思えなかったからです。
実際、次のシーズンではピストンズはプレーオフに進出すらできませんでした。
当たり前だ、とみんな言いました。
ベン自身は、リバウンドを前シーズンの8.2から13.2に大幅に躍進し、インサイドで力になれることをアピールします。
翌シーズンの01-02シーズンから、ベンは認められ始め、オールディフェンシブチームの常連となり、01-02、02-03、04-05、05-06の4シーズンで最優秀ディフェンス賞(ディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー)を獲得し、ピストンズのみならず、リーグを代表するディフェンダーとして評価されています。
03-04シーズンではチームの柱、魂としてピストンズを支え、優勝に貢献しました。
この時、ファイナルMVPはビラップスでしたが、誰もがベンなしで優勝はあり得なかったと思っています。
GMのデュマースは、
「ベンはチームの土台。彼なしではチームが成立しない」
と、言っています。

シュート力の不足から各チームにそっぽを向かれ、他国のリーグでも契約できなかったベン。
しかし、彼は己の信念を貫き、シュート力が劣っていてもチームに貢献できる事を証明して、NBAで成功を収めました。
信念を貫いて生きるのは口では簡単に言えても、実行するのは難しいことです。
また、彼はハードワーカーで、ウェイトトレーニングは一番最初に来て一番最後までやっていると言います。
ピストンズのトレーニングは量より質、が方針だそうなので、質の高いトレーニングを長時間やっているのでしょう。
それに耐えうる精神力はものすごいと思います。
こんなベンは、労働の街デトロイトでは常に尊敬されてきました。
ですが、彼は言います。
「やるべき事をやっているだけだ。
 賞賛されることは何もしていない。
 スタジアムに足を運んで応援してくれるファンは朝から夕方まで一所懸命働いている人たちだろう。わたしはファン全員を尊敬している。」
この言葉を聞いた時、衝撃を受けました。
プロスポーツ選手からファンに対して、感謝ではなく尊敬という言葉が出てきたからです。
確かにその通りで、スポーツ選手のみならず、全ての人が持たなければならない精神ではないでしょうか。
わたしは喫茶店を営業していますが、お客様に対して感謝の念は持っていても尊敬の念は持っていなかったと思います。
稼いだお金を当店で使ってくださるのですから、感謝と同時に尊敬もしないといけないな、と心に刻まれました。
また、対人することが少ない業種でも、物品を買ってくれるという意味でなくともお客様は必ず存在するのですから、ベンのような精神を持つのは非常に大事だと思います。
こんな大事な精神を教えてくれたベンは、真に尊敬できる選手です。

そんなベンも、今シーズンからブルズに移籍しました。
ピストンズはベンの年齢を理由に、年俸を出し惜しみした、と言われていますが、真相は定かではありません。
デトロイトの市民に愛され、街とチームの象徴と言われていたベンの移籍で、ピストンズとブルズがどう変わるか、注目です。

一つだけ寂しいのが、もうデトロイトのDJ、メイスンによるベンの選手紹介が聞けないことです。
「BABABABABABABA、BA、BA、BA、BA、BA!BA!BA!BA!BA!…Ben…WUWUWU~RURURURURU(巻き舌)Wallace!!…wallace!!!!!」
ふざけてるのか真面目なのかわかりませんが、妙に格好良く、上手かったので気に入ってたんですよね…
寂しいです。
メイスンによるピストンズの選手紹介は独特で、面白いけど格好良いです。ベンはいませんが、機会があったら一度じっくりご覧になると良いでしょう。

ちなみに、わたしはベンの髪型を真似ようとしたことがあります。
かなり長髪だった時期があって、おろすと胸部くらいまでありましたかね?
その長い髪をベンのようなボンバーヘッドにしようとしました。
…全力で周囲に止められましたね。
「あれはベンだから似合う」
「黒人だから似合う」
「日本人には絶対に似合わない」
「あんな髪型したマスターのいる喫茶店に客は入らない」
くそう。わかったよ…
そんなわけでばっさり切っただけにとどまりました。


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コメント

SVZのマスターさんこんにちは(*^-^*)



苦労人といってまず頭に浮かぶのはベンウォレスですよね(^○^)

ドラフト外から上り詰めて今やディフェンスのプロ!!!

決してかっこいい顔ではないけれど

でもかっこいい(☆o☆)

ピストンズの選手紹介も確かにかっこいいです。

味わいのある声ですよね。

ベンさんがピストンズを去って、ピストンズはかなりピンチですね(>_<)

モハメドじゃ、ベンさんの代わりになれない…

今シーズンはブルズがどう変わるか見物です。



苦労人といって次に浮かぶのはスパーズの

ボウエンです。

ドラッグと酒におぼれて我が子を顧みることのない

両親のもとで育ったボウエン。

やはり、ドラフト外からここまできて

鉄壁のディフェンスと3Pが持ち味

世界バスケで最後の最後に代表入りできずに

私も残念でした(T_T)



私はインターネットやHOOPやダンクシュートなどの雑誌から

いろいろな情報を得ていますが

何でも良く知っているSVZのマスターさんの

情報源は何ですか?



[2006/09/21 18:13] URL | まゆ #79D/WHSg [ 編集 ]

まゆさん、こんばんは。



ベンやボーエンは苦労人の代名詞ですよね。

少し前だとスタークスだったんですが…



個人的にはボーエンは代表に入れるべきだったと思います。

結果論になりますが、ボーエンがいればギリシャのパパルーカスにあそこまで好き勝手されなかったのでは…と思います。



情報源はわたしもネットや雑誌です。

最近は雑誌はあまり読んでませんが…

後は新聞ですかね? 日本ではいまいち扱いは小さいですけどね。

気になったDVDを観てもいます。その際には選手のコメントやセリフは見逃さないようにしています。



ネットのいろいろな掲示板は、日本ではニュースになっていないようなことも時々投稿されてるので情報収集に役立ちますね。

ただ、大嘘を平気で書く人もいるので、本当かウソかを見抜く眼力がいりますね…
[2006/09/21 19:14] URL | SVZのマスター #79D/WHSg [ 編集 ]

SVZのマスターさん再びこんばんは(*^-^*)



スタジアムに足を運んで応援してくれるファンは朝から夕方まで一所懸命働いている人たちだろう。わたしはファン全員を尊敬している。



いい言葉ですね。

選手によってはおまえ何様?のごとく天狗になってしまう選手もいるのに

感謝と尊敬の気持ちをもってもらえるとは

ベンさんの人柄が感じられる言葉です。



私もベンさんの髪型はしない方がいいと思います。

あれは黒人だから似合うんです!!!

白人も日本人も似合いません!!!

みんな怖くってコーヒー飲みに行けません(>_<)

ばっさり切って正解でしたよきっと…





[2006/09/21 21:11] URL | まゆ #79D/WHSg [ 編集 ]

まゆさん、こんばんは。



素晴らしい言葉ですよね。プロ選手はもちろん、我々接客業の人間も是非とも肝に銘じなければならない言葉です。

ですので、当店ではベンのことはベン様と呼んでいます。

「ヨン様よりベン様の方が格好良い!」

と、お客様と共に言ってます。

おばさま方がいらっしゃってる時は、恐ろしくて言えませんけど…



やっぱり、あの髪型は怖いですかね…

全部おったててアフロ風にチリチリですからね…



そう言えば、情報源の話で思い出したんですけど、93年~97年くらいまでは、BSでBSスポーツニュースって番組がありました。

30分間、主にアメリカの四大スポーツを取り扱ったESPN系のニュースを流していました。

特にNBAの扱いが大きく、30分全部NBAのニュースって時もありました。

ESPNのニュースだけでなく、独自のインタビューや取材とかもしててすごく面白いニュースでした。

マイケル富岡、松山千春、藤原紀香などもスペシャルの時はバスケ好きの芸能人として登場してました。

ショーン・エリオット(当時スパーズ)が奥さんの実家(松江)にやって来た時に生出演してたり、アイザイアとアナウンサーの対談があったり。

そう言えばこの頃、シャックが笑っていいとも!に出演もしてました。

ネットは発達してませんでしたが、今より情報は入ってきてたかもしれません。
[2006/09/21 23:08] URL | SVZのマスター #79D/WHSg [ 編集 ]


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