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バスケファン店長のNBAブログ
福井県小浜市の「珈琲屋すいしょう(旧喫茶SVZ)」店長のブログです。 店やコーヒーのブログはアメブロで書いてます。 ここではNBAの観戦レポートや感想、ニュースなどを主に書いています。

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NBAの伝説 わたしは見逃した!【1】

98-99のニューヨーク・ニックス

正確に言うと、完全に見逃したわけではないんですよね。
ファイナルは全部観ましたし…
が、このシーズンのニックスが本当にすごかったのはファーストラウンド~カンファレンスファイナル。
そこを観てなかったんです。注目してませんでしたから…
今から思い起こしても非常に悔しく思っています。
このシーズンのニックスはミラクルニックスと呼ばれ、その呼称が大げさや言い過ぎではないほどすごかったのです。

このシーズンはロックアウト明けの2月初旬から始まりました。
97-98シーズンが終了すると、NBAの労使協定の期限が切れました。
オーナー側と選手会の話し合いは折り合いがつかず、初のロックアウトに突入します。
ロックアウトはストライキの逆で、オーナーが選手を閉め出すこと。つまり、練習や試合で会場や施設を使わせない措置です。
NBAはMLBやNFLと違って、ファンをガッカリさせないリーグと言われていましたが、とうとう起こってしまったのです。
解決したのは1月の半ば。
レギュラーシーズンを50試合に短縮して行うことは決定したものの、オールスターも開催されず、ジョーダンは2度目の引退、なによりストライキやロックアウトは確実にファン離れを促進します。
さらには前年にマグワイアとソーサのホームラン王争いがあったおかげで、95年のストライキで人気の落ち込んでいたMLBにファンが流れていきました。
98-99シーズンはそんな中、開幕します。

ニックスは94年にファイナルに進出しましたが、ロケッツに敗れました。
その後も強豪チームでありながら、優勝にたどり着くことができません。
主力の選手たちも年齢を重ねていきます。
そこでフロントは、チームの魂と言われたスタークスとオークリーをトレードに出し、スプリーウェルとキャンビーを獲得します。
ファンから猛反発を食らいました。
ブルーワーカーであり、ハードワーカーだった二人。何より魂と言われるほど熱い精神を持っていた二人のトレードは、ファンの怒りを買ったのです。
その余波はトレードで獲得された選手本人にも及び、スプリーウェルとキャンビーには容赦ないブーイングが浴びせられます。
さらにはケガ人が続出で、強豪で粘り強かったニックスは見る影もなく、5割前後をウロウロするような状態になってしまいます。
ヘッドコーチのジェフ・ヴァンガンディーを解雇すべきだとの声も上がりだし、泥沼の一歩手前まで来ていたのです。

しかし、シーズンの終盤にケガ人たちが徐々に帰ってきました。
絶好調、と言えるほどではありませんが、それでも強いニックスに戻りつつありました。
ニックスはなんとか8位でプレーオフに滑り込みます。

ファーストラウンドの相手はヒート。
イースタンの1位VS8位の圧倒的不利な状況でしたが、ケガ人の帰ってきたニックスは8位のチームと思ってはいけない、と言われていました。
その予想通り、シリーズは2勝2敗となり、最後のGAME5(この頃のファーストラウンドは5戦制)は接戦となります。
試合はヒートのホームで、ニックスはきついプレッシャーの中、果敢に戦います。
そして迎えた最終盤、残り0.8秒で放たれたヒューストンのレイアップが決まり、78-77で逆転!
ブザービーターで勝利をもぎ取りました。
8位のチームが1位のチームを破ったのは史上2度目、94年のナゲッツ以来でした。

もともと8位に甘んじるようなチームではなかったニックス。
さらに勢いに乗り、カンファレンスセミファイナルではホークスを相手にせず、4勝0敗であっさりとカンファレンスファイナルに進みます。
スプリーウェルとキャンビーは大活躍し、シーズン当初はブーイングだったニューヨークの観客の声を、歓声に変えていきます。

カンファレンスファイナルでも勢いは止まらず、アウェーで行われたペイサーズ戦のGAME1も勝利します。
GAME2は接戦だったものの、敗れてしまいます。
しかし、敗れたことより大黒柱のユーイングがケガをしたことの方が大きな打撃でした。
衰えが著しいとは言え、ユーイングがセンターとしてドンと構えているのといないのでは大違いです。
ニックスは終わったと、誰もが思いました。
GAME3はホームではあるものの、ペイサーズが押し気味で試合を進めます。
ニックスも粘りますが、試合は残り11秒で88-91のペイサーズが3点をリード。
スリーを決めるか、2点を決めてすぐにファールをするか。
ウォードのパスはカットされかけますが、ボールはなんとかラリー・ジョンソンに渡ります。
ジョンソンは、アントニオ・デイビスをなんとかかわしてスリーを放ち、ファールを受けます。
そして…なんと、放ったシュートは放物線を描き、見事にゴールを通過します。
カウント、ワンスロー! ニックス同点!
マジソン・スクェア・ガーデンの観客は一斉に立ち上がり、大歓声が巻き起こります。
ジョンソンはフリースローもキッチリと決め、逆転! 残り5.7秒を守りきり、逃げ切りました。
史上稀に見る大逆転劇で2勝1敗とシリーズをリードし、観客からは「ジェフ・ヴァンガンディー!」の大声援が巻き起こります。
ヴァンガンディーもまた、スプリーウェルたち同様、批判を歓声に変えることに成功したのです。
GAME4では敗れますが、もはやニックスは止まらず、GAME5GAME6と連勝してファイナルに進出。シーズン8位のチームがファイナルに進む、史上初の快挙を成し遂げました。

ファイナルではスパーズが相手でした。
勢いに乗ったミラクルニックスも、ユーイング抜きでダンカンとロビンソンのツインタワーに対抗することはできませんでした。
GAME3に一勝するのが精一杯で、GAME5で決着をつけられてしまいます。
GAME5はスプリーウェルがゾーンに入り(IN THE ZONE)、神懸かり的な活躍を見せましたが及ばなかったのです。

このシーズンから数シーズンのニックスは本当に熱いチームでした。
観ていて気持ちの良い粘り強さがあったのです。

残り10秒を切って2点差で負けていて、なおかつ相手ボール。
残り1分で8点差。
第3クォーターが終わって30点差。

このような状況でも、ニックスなら逆転勝ちするのではないか?と思わせる期待感があったのです。
実際、そうなったことや、そうなる寸前までいったのも観ました。
スマートさはなくとも、選手が必死なのがヒシヒシと伝わってきました。

しかし、年々成績は下降し、ヒューストンと不可解な高額契約、ユーイングのトレード、キャンビーの自宅に変質者が閉じこもる事件の勃発、ヴァンガンディーの辞任、キャンビーとスプリーウェルのトレード…などを経て、今では粘り強さや熱さは欠片も残らないチームになってしまいました。
昨シーズン開幕前には、最後の砦と言われたカート・トーマスもサンズにトレードされてしまい、あの頃の選手はもう一人もニックスにいません。

90年代から2000年代初頭のニックスの熱さと粘り強さ、そして泥臭さを持ったチームは、現在は見当たりません。
再びあんなチームが現れることを、密かに願っていたりします。


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コメント

SVZのマスターさんこんにちは (^○^)



私は2004ー2005からNBAを見始めたので

強いニックスは想像ができません。

でもブログを読んでいて

熱いニックスが伝わってきました。

8位が1位を倒すなんてすっごいですね(@_@;)

ラリーブラウンコーチがあんな終わり方で

ニックスを去ることになったのはとても残念です(>_<)

でも新生ニックスは今シーズンは

どんな戦いを見せてくれるでしょうか。

熱さと粘り強さ、そして泥臭さを取り戻せるか



あ~~~早くシーズン開幕しないかな~

待ち遠しいです(^-^)
[2006/09/26 16:41] URL | まゆ #79D/WHSg [ 編集 ]

まゆさん、こんばんは。



その頃はもうニックスは弱体化してましたし、サラリーもすごいことになってましたね…

90年代のニックスと言えば、ブルズ対抗の一番手として常に名前が挙がっていたほどでした。

ライリーがコーチの時も、ヴァンガンディーがコーチの時も、本当に暑苦しいチームで面白かったです。

大差で負けていても終盤には追いつく、大差で勝っていても終盤に追いつかれる…となぜかいつも接戦を演じるチームで、飽きませんでした。

この頃のニックスの試合を多く観たわたしには、

日本VSニュージーランドで後半だけで18点差を逆転された、

この程度であり得ないことのように騒ぐ人たちが理解できません。

第4クォーターの12分だけで30点差を3点差まで追いついたのも観ましたから。



ラリー・ブラウンは最初の一年はいつもあんなものなんです。

ピストンズの時だけいきなり優勝しましたけど…

それを十分にわかってアイザイアも契約したはずなんですけどね。なぜ、我慢できなかったのか、不思議でなりません。



早く開幕して欲しいですよね。

どんなシーズンになるんでしょうか…楽しみです。
[2006/09/27 00:06] URL | SVZのマスター #79D/WHSg [ 編集 ]


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